--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2010.07.22

再会

 庭先では苦瓜の蔓が天に伸び、日ごとに黄色い小さな花が増えています。実も大きくなり、今年も、そろそろ収穫時季。1年ぶりの我が家の苦瓜、ぬか漬け、ゴーヤチャンプル、おひたしと、しばらく食卓を楽しませてくれることでしょう。

 先頃、十数年ぶりに思いがけず再会したひとがいます。登場すると同時にその場の空気を、ふわりとかえてしまった女性。はじめて出会った時には随分と年齢差を感じていたのに、そのひとは歳をとらずに、いつの間にか私だけが年月を経て、彼女の歳をはるかに越してしまいました。
 その女性は、喜多川歌麿筆による浮世絵版画シリーズ「歌撰恋之部」の「物思恋」。浮世絵商で目利きでもあった林忠正のコレクター印が、控えめに余白を飾る希有な一点。今頃は海外の蒐集家のもとにおさまっていても不思議ではないのに、まさかこんなかたちで再び出逢うとは想像もできずに、ただただびっくり。所蔵されている方が、来訪にあわせて事前よりご用意くださった、その御好意を、なにより有り難く思いました。
 もし二度あることは三度あるならば、もういちど廻りあわせを願いたいと思います。そのときいったい何をしているのか、どこで出会うのか、夏空のもと、そんな空想をするのも、これまた楽しや。
物思恋



スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。