2007.04.25
体をつくるもの
おいしい野菜を届けてもらったり、日本各地で心をこめてものづくりに携わる生産者の方々を
紹介していただいたりと、日々お世話になっている大地を守る会。
こちらが主催するサークル「マクロビオティック望診法講座」に昨日でかけた。
午前中の2時間半、山村先生のわかりやすいお話にぐいぐいと引き込まれる。
人間の身体が本来持っているちから、体をつくっていく食べ物の大切さ、和食の素晴らしさ
野菜の効用などなど、数々の事例を聞きながら感心しきり。
甘いものについ手がのびる日常を反省した。
そして、身体を冷やすことの恐ろしさ、の話は耳が痛く…
隙間だらけの古い家&常時水を使う仕事場、という職住一体の環境は、
どうしても底冷えし想像以上に身体を冷やす。
小さな頃からよく言われた「冷えるとたいへんだから毛糸のパンツをはきなさい!」
あれもきちんと理にかなってたのね〜、と想い出しながら帰社する。
紹介していただいたりと、日々お世話になっている大地を守る会。
こちらが主催するサークル「マクロビオティック望診法講座」に昨日でかけた。
午前中の2時間半、山村先生のわかりやすいお話にぐいぐいと引き込まれる。
人間の身体が本来持っているちから、体をつくっていく食べ物の大切さ、和食の素晴らしさ
野菜の効用などなど、数々の事例を聞きながら感心しきり。
甘いものについ手がのびる日常を反省した。
そして、身体を冷やすことの恐ろしさ、の話は耳が痛く…
隙間だらけの古い家&常時水を使う仕事場、という職住一体の環境は、
どうしても底冷えし想像以上に身体を冷やす。
小さな頃からよく言われた「冷えるとたいへんだから毛糸のパンツをはきなさい!」
あれもきちんと理にかなってたのね〜、と想い出しながら帰社する。
2007.04.16
「富士日記」から
朝 ごはん、さつまいも味噌汁、しらす、大根おろし、大根葉の漬物。
主人、大根葉の漬物を刻んだのに鰹節をかけたのを御飯にかけて「大好きだ」と言う。
「こういうのが食べたかった。思い出せなかった、何が食べたいんだか」。
シューシュー息をして食べる。
昭和四十三年八月九日(金) 武田百合子著 「富士日記」より
いつ読んでもこの場面でまた留まる。
漬物屋だから、という理由だけかしら。
大根葉の漬物と鰹節の組合せも好きだけど、きっとそれ以上に
「シューシュー息をしながら食べる」武田泰淳氏に接しながら
日々料理をこしらえ書きとめる百合子さんのまなざしに、読んでいる私もすくい取られ
まるで食卓を囲むひとりとしてその場に居合わせたかのように錯覚してしまうから。
「富士日記」にはそんな魔力がひそんでいる。
同日の昼の献立は、コンビーフ茶漬。
これも想像するだけで、なんだか愉快なお茶漬。
まだ試したことはないのだけれども…
主人、大根葉の漬物を刻んだのに鰹節をかけたのを御飯にかけて「大好きだ」と言う。
「こういうのが食べたかった。思い出せなかった、何が食べたいんだか」。
シューシュー息をして食べる。
昭和四十三年八月九日(金) 武田百合子著 「富士日記」より
いつ読んでもこの場面でまた留まる。
漬物屋だから、という理由だけかしら。
大根葉の漬物と鰹節の組合せも好きだけど、きっとそれ以上に
「シューシュー息をしながら食べる」武田泰淳氏に接しながら
日々料理をこしらえ書きとめる百合子さんのまなざしに、読んでいる私もすくい取られ
まるで食卓を囲むひとりとしてその場に居合わせたかのように錯覚してしまうから。
「富士日記」にはそんな魔力がひそんでいる。
同日の昼の献立は、コンビーフ茶漬。
これも想像するだけで、なんだか愉快なお茶漬。
まだ試したことはないのだけれども…
2007.04.11
牡丹のころ
前職でとてもお世話になった女の人が
「私はこの曲を子育ての最中に何度もくりかえし聴いていたの、考えてみるとあの時期がいちばん音楽に没頭していたように思うわ」とおっしゃった。
そしてお気に入りのコラールをそっと打ち明けて下さった。
華やかで快活な雰囲気を持つ人が、受難曲を何度も聴いたという「子育て期」とはいったいどんなものなのだろう、と20代前半だった私はふしぎに思い、そんな話をした光景をよく憶えている。
美味しいお店、お気に入りの曲・本・映画からはじまり、仕事についてはもちろんのこと
美容や医学といった縁の無かった世界のことまで、幅広く教えて頂いた。
数字は苦手と言い切る私に
「あら、数字の無い人生なんてあるかしら。」と澄んだソプラノで諭されたこともある。

今朝、牡丹がひとつ花ひらく。
大輪の横顔を見ていて、花びらのように柔らかな素材の服を好んで着てらした姿を懐かしく想い出す。
「数字の無い人生なんてあるかしら」その言葉は10年後の今あらためて強く刻まれている。
「私はこの曲を子育ての最中に何度もくりかえし聴いていたの、考えてみるとあの時期がいちばん音楽に没頭していたように思うわ」とおっしゃった。
そしてお気に入りのコラールをそっと打ち明けて下さった。
華やかで快活な雰囲気を持つ人が、受難曲を何度も聴いたという「子育て期」とはいったいどんなものなのだろう、と20代前半だった私はふしぎに思い、そんな話をした光景をよく憶えている。
美味しいお店、お気に入りの曲・本・映画からはじまり、仕事についてはもちろんのこと
美容や医学といった縁の無かった世界のことまで、幅広く教えて頂いた。
数字は苦手と言い切る私に
「あら、数字の無い人生なんてあるかしら。」と澄んだソプラノで諭されたこともある。

今朝、牡丹がひとつ花ひらく。
大輪の横顔を見ていて、花びらのように柔らかな素材の服を好んで着てらした姿を懐かしく想い出す。
「数字の無い人生なんてあるかしら」その言葉は10年後の今あらためて強く刻まれている。
2007.04.06
木々のなかの小鳥たち
数日前より、今年もツバメがやって来る。
朝早くからチュンチュンと小高くさえずりかろやかに飛びまわっている。
昨夜、知人が主催するソプラノリサイタルに行く。
桜色の衣装に身を包んだ裡から発せられるコロラトゥーラ・ソプラノは、
気高く響き空気をふるわし、一瞬の内に小さな会場をオペラの一場面へといざなう。
ピアノ伴奏はベルギー出身のご主人がやさしく奏でる。
終演後、ベルギービールで乾杯。
独活とサザエとクレソンのサラダ、チェリーと粒マスタードたっぷりのパテ。
ビールは、旨味・香り・きれ・そして喉越しがさわやかなレフブロンドからはじまり
締めは、自然発酵ビールにチェリーを漬込み再発酵させた鮮やかなベルビュークリーク
酔っぱらってホフマンのように昔の恋話をし始める前に「さぁ、おひらき」。
帰り道、夜桜見物をしながら、頭のなかではアリアがこだましていた。
朝早くからチュンチュンと小高くさえずりかろやかに飛びまわっている。
昨夜、知人が主催するソプラノリサイタルに行く。
桜色の衣装に身を包んだ裡から発せられるコロラトゥーラ・ソプラノは、
気高く響き空気をふるわし、一瞬の内に小さな会場をオペラの一場面へといざなう。
ピアノ伴奏はベルギー出身のご主人がやさしく奏でる。
終演後、ベルギービールで乾杯。
独活とサザエとクレソンのサラダ、チェリーと粒マスタードたっぷりのパテ。
ビールは、旨味・香り・きれ・そして喉越しがさわやかなレフブロンドからはじまり
締めは、自然発酵ビールにチェリーを漬込み再発酵させた鮮やかなベルビュークリーク
酔っぱらってホフマンのように昔の恋話をし始める前に「さぁ、おひらき」。
帰り道、夜桜見物をしながら、頭のなかではアリアがこだましていた。
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