2006.04.27
玄米と漬物

はるか昔、まだ私が幼かった頃、
有吉佐和子「複合汚染」を読み、栄養士であった母は添加物に対しての徹底を誓う。
それに影響された祖母は、「身体によいから玄米に」と思い立ち圧力釜で玄米を炊き始める。
ところが晩酌が常であった祖父と、ボソボソした味に慣れていなかった育ち盛りの子供達に不評で
数年間は玄米と白米両方を炊いていたものの、いつの間にか白米だけに戻ってしまった。
月日は流れ、私が玄米を炊き始めた頃の母の年齢になった。
数十年経て、床下に仕舞ってあった圧力釜を取り出し玄米を始めて早3週間。
きっかけは、叔父が送ってくれた玄米があったこと
4月の1週目に会った女性がなぜか皆「玄米派」であったこと
焦げにくくふっくらと美味しい玄米が炊けるカムカム鍋を手に入れたこと
炊くのに1時間かかるとしても、改めて玄米のおいしさを実感。
忙しさにかまけて、柔らかいもの・甘いものについ手が伸びているものの
漬物と玄米、粗食の王道(?)を、いつまで続けられるかしら…
2006.04.16
「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
2006.04.12
伊勢丹新宿店にてのご紹介
2006.04.11
オカンのぬかどこ
「ぜひ読んでみて。でも週末にね。」
先日エリさんからそう言われて薦められた本。
昨日外回りの途中に購入、結局週末まで待てずに開いてしまい一日中まぶたが重かった。
白地に上下金枠、エンボス加工の施された紅の題字
リリー・フランキー 「東京タワー 〜オカンとボクと、時々オトン〜」
読み進むうちにすっかり本の世界に引き込まれて、溢れるものは留められずに
リリーさんやオカンを昔から知っているような気にさえなり
読み終わった後には、夜中にもかかわらず家族のひとりひとりに礼を言いたくなった。
これからも読み直すことになるだろう。
そして私も、エリさんが教えてくれたように人に薦めていきたいと思う。
度々登場する「オカンのぬか漬」
野菜毎に漬け上がる時間を逆算し、漬かりの早いナスは、夏場夜中に起きて漬けて
食卓に色よく美味しく並ぶ。
この本にはオカンの愛情があふれているけれど、分け隔てなく振舞った手料理とぬか漬の部分は特に印象的だった。
茶色い瓶に入ったオカンの手塩にかけたぬかどこはその後どうなったのだろうか。
漬物屋としては、そんな些細なことが気になった…
先日エリさんからそう言われて薦められた本。
昨日外回りの途中に購入、結局週末まで待てずに開いてしまい一日中まぶたが重かった。
白地に上下金枠、エンボス加工の施された紅の題字
リリー・フランキー 「東京タワー 〜オカンとボクと、時々オトン〜」
読み進むうちにすっかり本の世界に引き込まれて、溢れるものは留められずに
リリーさんやオカンを昔から知っているような気にさえなり
読み終わった後には、夜中にもかかわらず家族のひとりひとりに礼を言いたくなった。
これからも読み直すことになるだろう。
そして私も、エリさんが教えてくれたように人に薦めていきたいと思う。
度々登場する「オカンのぬか漬」
野菜毎に漬け上がる時間を逆算し、漬かりの早いナスは、夏場夜中に起きて漬けて
食卓に色よく美味しく並ぶ。
この本にはオカンの愛情があふれているけれど、分け隔てなく振舞った手料理とぬか漬の部分は特に印象的だった。
茶色い瓶に入ったオカンの手塩にかけたぬかどこはその後どうなったのだろうか。
漬物屋としては、そんな些細なことが気になった…
2006.04.03
抗アレルギー
桜の季節は水も温み、ふわふわと嬉しくて外に出る機会が多くなる。
花粉症らしき人も多く、東京ではマスクで顔を覆う姿も目に付く。
20代半ばの数年、春になるとマスクが手放せなかった。
顔全体がかゆくティッシュはまたたく間に無くなり、肌も荒れ、外に出るのが億劫になり
身体中に花粉がまとわりつき溜まっているようで苦しかった。
当時病院に行き検査した処「ハウスダスト・ダニ・豚草・杉花粉」等全てに強く反応し
「花粉症はもちろん、いわゆるアレルギー体質ですね」と診断された。
とはいうものの春前に注射を打って予防していた上司や、食べ物にまでアレルギー反応が出る
といったひどい具合にはならず、ここ数年は歳を経たせいか環境の変化か「肌がかゆくなる」程度の症状でおさまっている。
マルイ漬物では、化学性添加物を一切使用しないという意味で「無添加」と謳っているせいか
「食品アレルギーを持っているのですが大丈夫でしょうか?」というお問い合わせも少なくない。
「どのようなアレルギーをお持ちですか?」と聞いた上で商品の説明を差し上げる。
農薬をできるだけ使用せずに、大地の恩恵を浴びて育った米ぬか・野菜・調味料を
原材料としているために「丈夫な身体をつくる=抗アレルギー」という意味では成り立つ図式でも
人によりアレルギーの種類は様々、ほんの微量で反応してしまうアレルギーは本当に厄介。
数年前に発見された「アレルギー軽減乳酸菌」の例もある。
多種類ある乳酸菌。
昔ながらの作り方の漬物にも、試作・検知の必要がありそうです。
花粉症らしき人も多く、東京ではマスクで顔を覆う姿も目に付く。
20代半ばの数年、春になるとマスクが手放せなかった。
顔全体がかゆくティッシュはまたたく間に無くなり、肌も荒れ、外に出るのが億劫になり
身体中に花粉がまとわりつき溜まっているようで苦しかった。
当時病院に行き検査した処「ハウスダスト・ダニ・豚草・杉花粉」等全てに強く反応し
「花粉症はもちろん、いわゆるアレルギー体質ですね」と診断された。
とはいうものの春前に注射を打って予防していた上司や、食べ物にまでアレルギー反応が出る
といったひどい具合にはならず、ここ数年は歳を経たせいか環境の変化か「肌がかゆくなる」程度の症状でおさまっている。
マルイ漬物では、化学性添加物を一切使用しないという意味で「無添加」と謳っているせいか
「食品アレルギーを持っているのですが大丈夫でしょうか?」というお問い合わせも少なくない。
「どのようなアレルギーをお持ちですか?」と聞いた上で商品の説明を差し上げる。
農薬をできるだけ使用せずに、大地の恩恵を浴びて育った米ぬか・野菜・調味料を
原材料としているために「丈夫な身体をつくる=抗アレルギー」という意味では成り立つ図式でも
人によりアレルギーの種類は様々、ほんの微量で反応してしまうアレルギーは本当に厄介。
数年前に発見された「アレルギー軽減乳酸菌」の例もある。
多種類ある乳酸菌。
昔ながらの作り方の漬物にも、試作・検知の必要がありそうです。
2006.04.01
桜とフジタ

お花見の前に竹橋・東京国立近代美術館の藤田嗣治展へ。
昨日金曜日は20時まで開館ということもあり、会場は適度な混み具合。
このように年代を追ってまとまった数の藤田作品を見るのは、生まれて初めてのこと。
なめらかで湿気を帯びているかのような「乳白色の絵肌」も、嬉しいことに至近距離で鑑賞。
女性の肌はひそやかに憂いを含んでいるかのようにやわらかく、布はふわりと香るように存在し
猫は気ままに遊んでいる。
近寄っては触れるように細部を視て、遠ざかっては聴くように全体を眺めた。
南米や日本に帰国した折に描いた絵、戦争画を経て、晩年の子供たちの絵に至るまで
様々な遍歴をたどり一人の画家が闘った軌跡を、画布の上に感じとる。
後、千鳥が淵まで歩き、ほの白く浮かび上がる見事な夜桜に包まれる。
対岸のお濠にも満開の桜、夢心地のまま帰宅する。
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