2006.03.07

冬白菜

hakusai

春一番が吹いた翌日の朝、まるまるとした冬白菜が群馬県より届く。
特別栽培(減農薬無化学肥料栽培)で育てられたもの。
冬の代表的な野菜である冬白菜も終わりに近づき、しばらくすると青々とした春白菜の出番となる。
寒さによって糖度が増し、旨みも凝縮された冬白菜の漬物は飽きのこない味。
塩漬けによってしんなりとした葉先、しゃきしゃきとした歯ざわりが幾分残る芯。
巻きがよく内側までしっかりと詰まっているのも特徴のひとつ。

形はごろんとしていて抱えるほどの大きさでも、2晩ほど塩に漬けるとくたっとして形を崩す。
漬ける時間によっては、ますますとろけてしまうのに、一緒に漬けた天然塩、昆布、唐辛子などの材料の旨みは全てさらって内包している。

今冬お世話になった冬白菜、感謝をこめて今夜は「白菜と薄揚げの煮浸し」にでもしようかな。

塵の世に清きものあり白菜哉    寺田寅彦

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